動物たちの健康維持に役立てたい食べ物~ドライフルーツ編~
第二弾は「イチゴ」
冬~春にかけてスーパーなどで見かける機会が多くなるイチゴ。
甘酸っぱいイチゴがもつ体に嬉しい効果をご紹介。
イチゴの基本データ
・バラ科、オランダイチゴ属
・イチゴの旬の時期は冬~春(本来の旬の時期は春。現在は12月ごろから市場に出回るように。)
・イチゴの品種には「あまおう」「とちおとめ」「紅ほっぺ」などの有名なものから、あまり知られていない「長崎アマテラス」「古都華」「けんたろう」などの品種、さらには「初恋の香り」「淡雪」のように白いイチゴも。
・実はイチゴは分類的には野菜。ただ、一般的には果物として扱われているため「果実的野菜」と呼ばれる。
ドライイチゴに含まれる主な成分は?
ドライイチゴには
ポリフェノールの一種で、イチゴやブルーベリーなどの色の元になっている成分。
色素として染物や花の色の改良(青いバラなど)や、目の健康サポートの為のサプリメントなどに利用されている。抗酸化作用があり、他の抗酸化作用を持つ成分より比較的効果が安定しているという特徴をもつ。
水溶性のビタミンの一種で、ビタミンB12と共に赤血球の生産を助ける役割を持つため、「造血のビタミン」とも呼ばれている。胎児の先天性疾患の一つ、「神経管閉鎖障害」の発症リスクを下げることから、妊活中や妊娠中の女性は葉酸をしっかりと摂取することが勧められています。
水溶性の食物繊維で、酸や糖と一緒に加熱するとゲル化する性質があり、この性質を利用して砂糖と酸味のある果物を加熱してとろみのあるジャムが作られている。他にカルシウムなどのミネラルと反応してゲル化するペクチンもあり、それを利用して作られたのがハウス食品さんの「フルーチェ」。
などの成分が含まれています。
中でもイチゴに含まれる葉酸の量はフルーツの中でも2番目に多く、トップクラスの含有量(1番はライチ)。
ちなみに白いイチゴは赤い色素であるアントシアニンが含まれていない、もしくは僅かしか含まれていないため白い色に。
なのでアントシアニンを取りたいときは普通の赤いイチゴがおすすめ。
期待できる効果
ではドライイチゴに含まれる成分によって
どのような効果が期待できるのでしょう?
アントシアニンが物を見るために必要なロドプシンの再合成を助ける働きを持つため、目の疲れを緩和させ、高い抗酸化作用で目の網膜が活性酸素によって酸化するのを防ぐ為、白内障や老眼などの予防・進行を遅らせるとされています。
アントシアニンのもつ高い抗酸化作用により、老化の原因にもなるといわれている活性酸素の増えすぎを抑えることで老化の予防になり、さらにアントシアニンの認知症の原因となる物質の発生を抑制する効果と、葉酸が持つ認知症の原因物質を分解して減らす効果で認知症の予防にも。
食物繊維の一種ペクチンには、腸内にいるビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やしたり、水分を吸収し老廃物などを包み込み腸の活動を促し、体外に排出するサポートをしたりして腸内環境を整える整腸作用があり、下痢や便秘などの予防・改善効果が期待できます。
動物に与えるときの注意ポイント!
イチゴにはキシリトールが含まれており、特に犬はキシリトール中毒の危険があるため与えてはいけないという声もありますが、キシリトール中毒の危険があるのはキシリトール配合のガムなどを誤って食べてしまった場合などで、イチゴに含まれるキシリトールの量であれば大量に食べさせなければ問題ないといわれています。
最後に
今回、ご紹介したのはイチゴの果実の部分を使ったドライイチゴですが、それ以外にもウサギなどの草食動物向けにイチゴのへたの部分や茎・葉をドライにしたものもあり、そちらのほうもまた近々、ご紹介したいと思います。
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今後も続々と新商品を追加予定ですのでお楽しみに♪