グロテスクに見られる幼虫がサナギとなり
サナギから美しい蝶になろうとする時
蝶は自らのサナギの殻を破るため
長い時間をかけてサナギの中でもがきます。
サナギから出ようともがくこの姿は
自らの羽に飛ぶ力を蓄える為に行われており
この段階で人為的に殻を裂くような事をすると
全く飛べない姿で蝶は羽化してしまいます。
幼虫がサナギの姿となり
蝶がサナギの中から抜けだそうともがくこの姿は
華麗に宙を舞うための力をつける為には
一番大切な時間なのかもしれません。
尚、多くの昆虫は幼虫から成虫へと変態を行うが
サナギを解剖すると中にはペースト状の液体しかなく
幼虫から成虫に劇的に姿を変えるというメカニズムは
未だに解明されていません。