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動物たちの健康維持に役立てたい食べ物~ドライフルーツ編「バナナ」~

動物たちの健康維持に役立てたい食べ物~ドライフルーツ編~
第三弾は「バナナ」
今回は普段お店で売られているバナナにあわせて、熟す前の青いバナナも含めてご紹介。

バナナの基本データ

・バショウ科バショウ属。
・バナナは一年を通してフィリピンなどの暖かい国から輸入されているため、旬の時期は特にないが沖縄などで作られている島バナナは6~9月に旬を迎える。
・大きく分けるとバナナは、そのまま食べるデザートバナナと、料理に使う調理用バナナに分かれる。
・バナナは普段よく見る「黄色いバナナ」と熟す前、輸入される段階の「青いバナナ」で栄養価が違う。

ドライバナナに含まれる成分は?

ドライバナナには

βカロテンは赤・黄色・オレンジの野菜や果物の色素成分で抗酸化作用があるほか、体内でビタミンAに変換され作用する。ビタミンAの取りすぎは過剰症の心配があるがβカロテンは必要に応じてビタミンAに変換されるため過剰症の心配が少ない。

カリウムはミネラルの1種で、ナトリウムとともに細胞の浸透圧を調整したり、筋肉や神経の情報伝達に関与する体にとって欠かせない成分。
余分なナトリウムが排出されるのを促し、血圧を下げる効果もある。

糖質の一種で甘みがあるが難消化性のため、胃や小腸で消化・吸収されずに大腸へと届くためカロリーが低く、血糖値が上がりにくいのが特徴。大腸へと届いたあとはビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のエサとなるなど腸内環境を整えるのに役立ちます。

名前の通り難消化性のでんぷんでレジスタントスターチとも呼ばれ、胃や小腸で消化・吸収されずに大腸へと届くためカロリーが低く、血糖値が上がりにくいのが特徴。大腸へと届いたあとはビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のエサとなるなど腸内環境を整えるのに役立ちます。

などの成分が含まれています。
βカロテンに関してはドライバナナになると15倍もの含有量になるそう。
難消化性でんぷんは熟す前の青いバナナに多く、熟成が進むごとにでんぷんが糖化していき甘い黄色のバナナに。

期待できる効果

ドライバナナに含まれる成分によって期待できる効果とは?

整腸効果

フラクトオリゴ糖と難消化性でんぷんが腸内の善玉菌のエサとなって、善玉菌が増えることで腸内環境が良くなり便通が良くなったり、便臭が改善されたりといった効果が見込めます。また腸内環境がよくなることでカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収が促進されるなどの効果も期待できます。

ガンや老化の予防

βカロテンが持つ高い抗酸化作用により、ガンや老化の原因にもなるといわれている活性酸素の増えすぎを抑えることでガンや老化の予防になり、さらにフラクトオリゴ糖と難消化性でんぷんの持つ整腸作用により、大腸内の環境が整うことで大腸ガンの予防にも。

目の健康維持

ビタミンAの皮膚や粘膜の健康を保つ効果により、目の粘膜が正常に保たれることで目の乾燥を防いだり、目の網膜にあるロドプシンの材料となり、暗いところでの視力を保ったりといった効果が期待できます。

動物に与えるときの注意ポイント!

バナナは果物の中ではカロリーが高いため、あげすぎると肥満に。
特にウサギにとってはバナナの食べすぎは消化不良の原因となることもあるので要注意。

最後に

様々な効果が期待できるドライバナナ。特に整腸効果が欲しい場合には黄色いバナナより、青いバナナがおすすめ。あとドライバナナとよく似た見た目のバナナチップは油で揚げてありますので間違えないようご注意くださいね。

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今後も続々と新商品を追加予定ですのでお楽しみに♪