動物たちの健康維持に役立てたい食べ物~ドライフルーツ編~
第5弾は「キウイ」
プチプチとした種の食感と程良い酸味が人気のフルーツがもつその効果とは?
キウイの基本データ
・マタタビ科マタタビ属。
・ニュージーランドからの輸入品が多く、国産のキウイは冬から春ににかけてが旬。
・一般的なキウイには果肉が緑の「グリーンキウイ」と呼ばれるものと、果肉が黄色の「ゴールデンキウイ」と呼ばれるものの2種類があり、それ以外に果肉が赤い「レッドキウイ」などもある。
・キウイには猫に効くマタタビと同じ成分が含まれているため、マタタビを与えた時と同じような反応をすることがある。(ただし、キウイの実に含まれる成分はごく微量なため反応しない猫も多い。)
ドライキウイに含まれる成分は?
ドライキウイには
タンパク質分解酵素の一種。
タンパク質の消化を助け、胃腸の負担を減らし消化吸収を高める効果や、体の痛みや腫れなどを抑える抗炎症作用もあるといわれています。タンパク質分解酵素は熱に弱いものが多い中、アクチニジンは比較的熱に強いといわれていますが、それでも70度で効果を失うとされています。
水に溶けやすい水溶性のビタミンのひとつで抗酸化作用をもち、コラーゲンの生成にも欠かせない成分。
ビタミンCが不足するとコラーゲンが合成されず、血管の壁がもろくなり出血する「壊血病」などの病気になる可能性がありますが、ヒトを含む霊長類やモルモットなどの一部の哺乳類は体内でビタミンCをつくることができないため食事から摂取する必要があります。
油に溶けやすい脂溶性ビタミンの一種で強い抗酸化作用が特徴。別名を「トコフェロール」といいドッグフードなどの酸化防止剤として利用されている「ミックストコフェロール」は数種類あるビタミンEを混ぜたもの。
「第六の栄養素」とも呼ばれ、体内で消化吸収はされませんが整腸作用や血糖値の上昇を抑えたり、血液中のコレステロール値を下げるなど効果をもつ成分で水に溶ける水溶性食物繊維と溶けない不溶性食物繊維の二つに分かれています。
などの成分が含まれています。
期待できる効果
ドライキウイに含まれる成分によって期待できる効果とは?
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が便に水分を含ませ柔らかくしつつ、腸の蠕動運動を促してくれるため便秘の予防・改善に効果的。さらにアクチニジンが消化を促進してくれることで、悪玉菌のエサとなるタンパク質が減り腸内環境が改善され、こちらも便秘の予防・改善に効果が期待できます。
抗酸化作用を持つビタミンC・ビタミンEの働きにより、ガンや老化の原因にもなるといわれている活性酸素の増えすぎを抑えることでガンや老化の予防になり、さらに食物繊維とアクチニジンが腸内環境を整えるため、大腸ガンの予防にも。
動物に与えるときの注意ポイント!
キウイの食物繊維は皮にも多く含まれているので、食物繊維をとらせたいときは皮付きのドライキウイがおすすめですが、犬など繊維質の消化が苦手な動物は消化不良をおこすことがありますので、そういった子たちには皮無しのドライキウイにして与えすぎないように注意が必要。
最後に
キウイは色によって含まれている成分量がかわるので買うときに、ビタミンC・Eを取りたいならゴールドキウイ。食物繊維・アクチニジンを取りたいならグリーンキウイといったように是非使い分けてみてくださいね。
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今後も続々と新商品を追加予定ですのでお楽しみに♪